2/5(日)別府大分毎日マラソン

別府大分毎日マラソンの振り返り。

■練習状況

直近3ヶ月の練習量は仕事が忙しかったため
11月:168km(プラス48時間ほどのアドベンチャーレース)
12月:410km(通勤ラン+深夜のジョグ中心)
 1月:229km
と低迷した。マラソンのトレーニングとして重要になる30km(前後)以上のロング走の練習回数は
11月:トレランで1回
12月:27kmペース走1回、ロゲイニング5時間
 1月:30kmペース走(km4分)1回
という非常に心細い内容。
 
本来はわざわざ別府まで行って走るような状況になく行くかどうか非常に悩んだが、1月上旬のペース走をkm4分で少しゆとりを持って走れたことで別府大分に出場することを決めた。2週間前のハーフマラソンは仕事が忙しかったため脚の疲労を完全に抜いて走ることになり結果的に1時間19分41秒とハーフの自己ベストを更新。以前からハーフはフルの練習としてしか走ってなく疲労を完全に抜いて走ることがなかったため、速くなったというよりは元からこのくらいの力はあったと思われる。とにかく必要なスピードだけはあると確認できた。不安は30km以降のスタミナのみという状態で決戦に向かう(練習できていないのに決戦も何もないのだが)。
 
■目標と作戦
目標は別府に行く以上2時間50分以内は必須としたかった(一昨年まで別府の出場資格が2時間50分だったため)。そして去年出した自己ベスト2時間49分45秒を上回ること。そこで一か八かの2時間48分を目標にした。去年は失敗しても大崩れしないという少し守りの走りで2時間50分を切ったので、今回はうまくいけば2時間48分、失敗すれば50分オーバーという少しリスクの高い走りをしてみようと考えた。ハーフ通過の目安は1時間24分。去年はハーフを1時間25分で通過し後半わずかに上げて2時間50分を切る作戦でその通りにできたが、今回は2時間50分切りという視点で見れば前半貯金をして後半少し落ちても2時間50分以内というイメージ。最高にうまくいってイーブンで走れれば2時間48分。
 
■レース展開
スタート~5km:19分14秒(3'51/km)
速すぎた(笑)さすが別大というべきか出だしはゆっくりと思っていたのだが周りが速いのでkm4分が遅く感じる。5kmも行かないうちに右足に痺れあり。これはアップ不足によるものと思われる。意図的に力を抜いて右足の感覚が戻るのを待つことにする。
 
5km~10km:19分47秒(3'57/km)
かなり力を抜いたつもりだったが、まだ予定よりもやや速いくらい。9kmの折り返しまでコースはずっと海岸線だが、なぜかわずかに下っているように感じた。
 
10km~15km:19分39秒(3'56/km)
右足の痺れがすっかり取れて楽に動けている感じになってきた。作戦としてはほぼkm4分の予定だったのだが15km地点でだいぶ貯金ができてしまっている。「もうなるようになれ!」と思い、このままのペースで行くことにする。
 
15km~20km:19分56秒(3'59/km)
国道のバンクで多少アップダウンがあった影響か少しペースダウン。それでも予定ではkm4分で上出来なはずだったのでこれで丁度いいくらい。
 
20km~25km:19分42秒(3'56/km)
ハーフの通過は1時間22分55秒。攻めすぎな感じ。さすがにそろそろやばいんじゃないかと思い始める。なるべく集団の後ろについて力を入れすぎず辛くなったら力を緩める感じで走ることを心がける。
 
25km~30km:19分54秒(3'59/km)
予想以上に脚が持っていてここまで5kmラップが全て19分台で来れている。もしかしたら2時間46分台のミラクルもあるかもしれないと欲が出る。
 
30km~35km:20分15秒(4'03/km)
33kmくらいから脚がずっしりと重くなった。いよいよ来たという感じだがここまでこのペースで来れたのがすでに上出来。多少ならペースが落ちても2時間48分台は可能だと思う。後はどこまで我慢できるか心の強さが試される。
 
35km~40km:21分26秒(4'17/km)
あっさり心折れる(笑)脚が重すぎて言うことを聞かない。橋を渡る上り坂は明らかに動きが緩慢に・・・。距離表示のたびに「ここからkm5分にペースダウンしたらどのくらいでゴールできるのだろう」と弱気なことばかり考えてしまう。2時間50分は無理かもしれないと思いながらも「あと何分我慢すれば解放されるのか」計算しながら走る。
 
40km~フィニッシュ:10分2秒(4'34/km)
実は2時間50分はもう無理だと思っていた(笑)「たぶん2時間51分くらいだけどセカンドベストだな」と思いながら競技場へ。競技場の入り口で2時間48分をわずかに越えたところ。「残り400mくらいだからぎりぎり2時間50分以内も可能か?」と最後の力を振り絞りトラックを激走。2時間49分55秒でフィニッシュ。

■結果
2時間49分55秒
463位 / 1583(男子完走人数)

 
■振り返り
ラップタイムを並べてみると35km過ぎからの落ち込みは走りながら感じていたほどにはひどくないと思う。
ただ2時間50分以内からさらにタイムを縮めたいのならサブスリーレベルまでペースが落ちてしまうのは致命的。今回は練習内容の割には出来過ぎの走りで満足はしているが、もう一度フルマラソンにしっかり取り組む時期を作ることができればまだ分単位で伸びる可能性はあると感じたレースだった。今回は天候が素晴らしくマラソン向きだったので力が伸びても天候の要因でいくらかのマイナスがあってストレートに伸びるとは言いがたいけれども・・・。少なくとも課題は明確「30km以降のスピード持久力をつけろ!」

※注・・・ただライフスタイルとしてフルマラソンをメインの目標にするかどうかは別の話です。いろいろやりたいことがありまして(笑)
 

コメント

  1. 常にオールマイティな走りができるのが理想ですが、ただ走れば早くなると言う問題でもありませんからね。
    限られた時間の中で中身の濃い練習をすれば樺沢さんのような結果も出せるということ。
    走りすぎて故障するよりは走らなさ過ぎた方がいい結果が出ることもあるものです。
    次なるチャレンジに向けて頑張って下さい。
    期待&応援してます!

  2. しのはら より:

    別大サブ50おめでとうございます。
    練習不足といいながらも50分切はさすがですね。
    私のメインはフルなのですが、50分は遠いです。
    早くかばさんに追いつきたいです。
    と、いいながら今年も野辺山はエントリーしちゃいました。

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