6/5(木)鳳凰山(観音岳)登山

田中陽希氏の「日本百名山ひと筆書き」の応援登山に行ってきた。
→「日本百名山一筆書き」リンク
夜24時に自宅を出発し3時20分ごろ登山口の御座石温泉到着。出発前に1時間半しか眠れなかったので車で5時まで仮眠し出発は5時25分。

標高1080mの御座石温泉から標高2400mの鳳凰小屋までは標準タイム5時間半のところ2時間45分と50%。まあまあだけどすでに脚パンパン。急勾配の登りに弱いな。そこから地蔵ヶ岳山頂そばの賽の河原までも40分と標準の50%。ここまでの登りでは鳳凰小屋を過ぎてから残雪があったがほとんど砂地で雪は解けていた。雪や天候の状態が悪ければ途中撤退も考えていたのでラッキーだった。

これで陽希が登ってくるルートと合流したので、ここからは急ぐ必要はない。稜線に出て風はかなり強く時々姿勢を低くしなければいけないほどの威力を感じる。地蔵ヶ岳山頂にはオベリスクという岩がそびえていて先端まで行けるようだったが途中まで登りかけたものの風が強くて危険を感じるので諦めた。

それから観音岳へ稜線をたどる。地図で見ると南東に稜線を進むだけなので簡単そうだが、少し下って岩山を巻く道になっていたりして、ただ稜線を進むと通行不能な絶壁の上に出たりする。加えて悪天候で視界が悪いので進行方向の稜線を見通すことができずルートを探すのが難しい。10時過ぎに標高2840mの観音岳に到着したが陽希には出会えていない。ここは鳳凰三山(百名山)の最高峰なので待っていればやってくるだろう。


(右の画像はGPSトラッキング山頂でうろうろしている様子。ほんとうにうろうろしているように見えるけど、実際には10mくらいの範囲でしか動いていないから、これはGPSの測定誤差だな)

強風に加えて少し雨も降り始め、動かないでいると体が冷えてくる。行動時用の長袖シャツの上に厚手の長袖シャツを着て、さらに薄手のダウンジャケットとレインウェアと4枚の重ね着で上半身はOK。ただトレッキングパンツとレインウェアの下半身から冷えが伝わってくる。山頂では風が巻いていていろんな方向から風が来るので風向きに合わせて居場所を変え岩陰に入り風を受ける時間が短くなるようにした。結果的にずっとうろうろ歩き回ることになった。一度座ってみたがお尻から冷えてくるので立っていることにした。12時を過ぎ待機時間も2時間半ほどになって、これは明らかにおかしい、陽希の前泊地を読み間違えたか、何らかの理由で今日は行動していないかのどちらかだと思った。下山にも時間がかかるため13時前に下山を決断。

観音岳から鳳凰小屋に降りる近道で降り始める。地蔵ヶ岳に登ってきたときのルートと異なり、こちらは積雪が多かった。登山道が雪で埋まりほぼわからない。時々雪が解けて地面が露出しているところで登山道を見つけることもできるが、大部分は木の並び方を見て何となくとか、地図とコンパスを確認してゆっくり降りていくしかない。無事に鳳凰小屋を見つけた時にはほっとした。登りでこのルートを選んでいたら途中で撤退したかもしれない。twitterを確認したらここでようやく陽希が今日は動いていないことを知った。

下山途中に雨は本降りに変わり御座石温泉到着は16時15分。本来の考えでは、この後は富士山の西湖に移動して週末のアドベンチャーディバズのトレラン(私がナビゲータ)の一部未確認のトレイルを見に行こうと思っていた。しかし下山が遅くなってしまったこと(待ちがなければ14時には下山していたはず)、寝不足で眠くなってきたこと、脚の疲労が大きいことから西湖への移動は断念。そこで予定を調整し今日は甲府のビジネスホテルに泊まって明日の午前中に西湖~河口湖のトレイルを見に行くことにした。とにかく早く眠りたい気分だった。

■GPSログ(観音岳山頂まで)

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