Virtual6633 2021

福島県白河市~福島県福島市(92km)

2/28(日)の夜に新白河に新幹線で移動し駅前の東横インに前泊。 朝食はおかわり自由なカレーだったので普通盛りで2皿食べてお腹いっぱい。 昨夜到着したときは日陰に雪も残っているし寒いと思っていたが、今日は晴れて暖かい。 駅前の松尾芭蕉像で写真を撮って9時にスタート。フィニッシュは615km彼方の龍飛崎(ただしGoogle map上での簡易な計測のため実際のGPSログでのVirtual6633のフィニッシュは龍飛崎よりもかなり手前になると予想している)。

スタート直後は白河市街地を走り白河小峰城に寄っていく。天守閣の脇まで登って景色を見た。那須連山がよく見える。 阿武隈川を越えて国道4号に入る。ここからは基本的にはずっと国道4号で青森を目指す。 ペースは速くなり過ぎないように気を付けるがだいたい1km7分ちょっとになっていた。経験的に1km7分30秒~8分が適正かなと感じるので少し速い。日差しが暖かくて汗がたくさん出る。また花粉もたくさん飛んでいるようで体や顔がべたべたして不快。

国道4号は交通量が非常に多い。街と街のつなぎの部分は田園風景が広がっていてのどかな雰囲気だが国道4号だけはひっきりなしに車が走る。時々歩道がとても狭くなるため国道沿いに並行に旧道などがある場合は積極的に国道4号から外れて走った。福島在住のランナー林さんが「応援に行けたら行きます!」とFacebookに書き込んでくれていたので、英語で「時々国道4号から外れているので見つけるのは難しいかもしれない」と書く。

今回の旅ランは英語で投稿するようにしていた。少しは英語の勉強になるかなということと、6633 Arctic Ultraのサイトに投稿したくなった場合も同じ文章でコピーできると思ったので。そのため英語で何て書けばいいのかわからないことは信号待ちの時などにGoogle翻訳で調べていた。他の参加者が6633 Arctic Ultraのサイトに投稿したら真似して投稿しようと思っていたのだが、主催者以外何も書き込んでいないのと、疲れてくると英語を考えるのも面倒になって日が経つごとに日本語で書くようになってしまった。

14時過ぎに郡山についたときは気温17度になっていてザックを背負って走るには少々暑い。歩くのには快適だが、まだ楽に走れているので意図的に歩かなくてもよいと感じていた。自分が何度も登った那須連山ははるか後方になり行く手には安達太良山が見えている。もっとも未知のエリアなので見てわかるのではなくGoogle Mapを見て「あれが安達太良山かー」と知るのだが。コンビニでトイレに行ったらハンドドライヤーが稼働していてびっくりした。コロナ以降どこもハンドドライヤーは使用中止になっていて1年ほど使っていなかったので(ハンドドライヤーでウイルスが巻き上がって感染するのかは疑問ではあるが)。

日没後少しして道の駅安達に到着。福島まであと少し。あまり疲れていないのと明日は9時ごろから雨の予報になっていて、今夜は温かいので福島に寄らずに夜通し走って仙台まで行くことを考えて始めた。しかし夜通し走っても昼間寝たら意味がなく、明日の夜まで走れるかというとそれも無理かもしれない。いろいろ考えたが1日目からリスクを取る必要はないので福島で終えることにした。するとやっぱり疲れていたのか足がピタッと止まったので、福島までの残りは急がずのんびり行くことにした。

福島市手前で延々と登り坂になり、どこまで登るのかと感じた。また国道4号が他の道路とのジャンクションになっているところで歩道が完全になくなってしまったので、一部の区間は完全に国道4号から離れた。山区間は家などの建物もまばらで真っ暗である。山を超えると福島市の夜景が見えた。夜景がよく見えるところでミニ三脚を使って写真を撮ったりしながらのんびり市街地へ向かう。

福島駅の少し手前で向いから走ってきた男性ランナーに「樺澤さんですか?」と声をかけられる。福島在住のランナー林さん夫妻の旦那さんだった。奥さんのほうは福島駅で待っているとのこと。旦那さんがこの道走ってきて会ったのも通る道が少し違っていたら会えなかったし、オーバーナイトにしていたら駅のほうには来なかったので福島泊にしてほんとうによかったと思った。話しを聞くと仕事が終わったあと郡山と二本松の間を車で行ったり来たりして探してくれていたそうで、ほんと会えてよかった。

21時ちょっと前に福島駅に着くと林さん(奥さん)が興奮した様子で出迎えてくれた。林さんはUTMFとかで入賞するスーパーランナー。熱いコメントで出迎えてくれてとても嬉しい。それからお土産にイチゴをいただいた。たくさんお話ししてみたいことはあるが、自分はコロナ緊急事態宣言中の場所から来ているということもあるし、またの機会にゆっくり遊びに来てお会いしようということで一緒に写真だけ撮って別れた。

駅前から少し離れた東横インに入り「朝早く出発するんですがチェックアウトは何時でも大丈夫ですか?」と聞いて大丈夫なことを確認。この先も変な時間にチェックインして変な時間にチェックアウトすることを繰り返すと思うが、全国チェーンの大きなホテルなら問題ないだろう。部屋に入って靴下を脱ぐと水膨れができていた。水を抜くための安全ピンを買いにホテルの前のコンビニに入ったが見つからず、ホテルのフロントに針がないか聞いてみたがなかったため福島駅前に行き別のコンビニで安全ピンを買った。早く睡眠を取りたいので急ぎ足。ホテルの部屋に戻り風呂に入って足の処置をして晩御飯とイチゴを食べて寝る。事前に作成したスケジュールでは3時出発だが、寝る準備に少し手間取り23時を過ぎてしまったため目覚ましを4時にして最も遅い場合で5時に出発できればいいことにする。