12/11(木)極寒地でソックスを上手に使う方法

今日はアドベンチャーディバズの忘年会(クリスマス会)に行ってきました。そこで久しぶりに今年の前半のちょびっとロングトレイルランのアシスタントに入っていてくれたハギちゃんに再会。今度ユーコンのレースに行くことを話しつつちょっと課題に感じていることなど話を聞いてもらいました。ハギちゃんは本物の山屋で強風・極寒の経験も豊富で思わぬところでいい話を聞くことができました。

■冷たいソックスはどうする?
先日の冷凍庫での実験のとき、しばらくメリノウールソックスで過ごした後シールスキンズのソックスを重ね履きしたところシールスキンズがキンキンに冷えていて足が冷えてしまいしばらく経っても暖かくならなかった。結局冷たさに耐えられなくシールスキンズは脱いだ。これは本番のときに気温が上がって重ね履きのソックスを脱いだあと次に履くときはどうするのか?シュラフで寝たあとシューズを履くときにはどうするのか?ということ。

ハギちゃんの場合、就寝時には行動用のソックスは脱いでシュラフの中へ。就寝時用のソックスを履く。出発時はシュラフの中で温めていた行動中のソックスを履き、就寝時用のソックスはウェアの中に入れて温めておく。温める=少しでも乾かすという意味。就寝時も足には汗をかくため寝ている間に履いていた水分を含んだソックスで冷えたシューズを履くと凍傷になる可能性がある。そのため就寝時と行動時でソックスを入れ替えて使う。

シューズ(登山ではプラブーツのインナー)もシュラフの中に入れる。出発前に余裕があるときは火でインナーを温めてから履いていた。

手足の冷えは自分で気付けるが、顔や耳は凍傷に近い状態になってもあまりわからない。わかるくらいになったときは凍傷になっている。わずかな隙間でもそのわずかな部分が凍傷になるので注意すること。

高山病は心がけで防ぐことはできないが、凍傷はやるべきことをきちんとすれば確実に防げることと心得ること。

■食べ物について
固くて食べられなくなるものがあるので注意。スニッカーズはカチカチになって食べれない。カロリーメイト、柿ピーは大丈夫。チョコレートは砕いて口の中に入れ溶かしていく感じ。寒いと猛烈にカロリーを消費する。高所登山(ヒマラヤ)のときはシェルパが出してくれたこってりした食事がよかった。肉の入ったこってりしたものを用意できればベスト。

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