第22回サハラマラソン 2007/03/23(金) モロッコへ
|
日本を出発して経由地パリへ
|
サハラ砂漠1泊目(装備チェック)へ
|
4時30分、ホテルにモロッコでは使わない荷物(スーツケースと着替え少々)を預けてタクシーで空港へ。
空港はどの空港に行ったのか良く分からない(笑)、ここは完全に人任せ。
日本事務局からの連絡ではシャルル・ド・ゴール空港だった気がするが、
行ったのは明らかにシャルル・ド・ゴールではなかった・・・と思う(笑)。 5時に空港到着。
ここからサハラマラソンのチャーター機でモロッコのワルザザードへ向かう。
空港にはまだ他の国の参加者の姿はなく集合場所がよくわからないので2手に分かれてサハラマラソンの
モロッコ行きの航空券の配布が始まるのを待つ。 5時半を過ぎてだんだんサハラ参加者らしい人が増えてきた。
ここで坂口くん合流。これで日本チーム9人が揃った。
|
|
|
|
荷物を預け航空券をもらった後、冨山さんが外人選手に話しかけられた。冨山さんは去年も参加してリタイアしているが、
そのときのリタイア後に一緒にいた選手だそうだ。その選手はまだリタイアのリストバンドを手に巻いていた。
リタイアのバンドは切断しないとはずせないので1年間ずっとリタイアのバンドを付けっぱなしにしていたそうだ。
冨山さんも「俺もつけておけばよかったかな」と言っていた。
8時に飛行機に搭乗したが、飛行機はなかなか飛ばずひたすら待機。9時4分にやっと離陸する。
|
|
曇っていたので離陸してすぐにパリは見えなくなった。飛行機の座席は坂口くん、井上くんと並んで座ったので
3人で今回の体験を踏まえて今後どんな活動をしたいとか、どうやってスポンサーをとるかなど話をした。
井上くんは他の参加者とはちょっと意味合いが違っていて、今後、走ることをメインに人生を組み立てて行くことを
目指しているのでスポンサーを得るためのアプローチの仕方などは大変勉強になった。
井上くんは去年もサハラマラソンに参加しているが、去年、今年の実績をベースに
今年の秋ごろオーストラリア大陸のランニング横断に挑む。機内食はなかなかおいしかった。
11時40分ごろふと飛行機の窓から外を覗くとモロッコの北部と思われるが雪をかぶった山脈が見えた。
いよいよアフリカ大陸だ。
|
|
|
|
12時5分(パリ時間で。モロッコ時間で11時5分、世界標準時のロンドンと同じ)モロッコに着陸。
機内で拍手がおこる。飛行機から降りたらさぞ暑いだろうと思ったが、陽射しは強いものの涼しい風が吹いていて
全然暑くなかった。入国審査の係りの人がのんびりしていて入国審査を通過するのに1時間以上かかった。
|
|
ここからはサハラマラソン用のバスに乗って6時間ほどの移動。
12時45分に空港を出発しバスの中でロードブックが配布された。
ロードブックには大会期間中の毎日のスケジュールとコース内容、地図が書かれている。
15時過ぎに荒野でトイレ休憩のためにバスが止まる。ここで昼食も配られる。
外に座ってのんびり昼食をしたかったが近くの村から集まってきた子供とかが物を売りつけようとしたり
「何かくれ」(と言っているんだと思う)とかしつこくまとわりついてくるので落ち着かない。
まあ、これが貧しい地域の現実なので仕方がないが・・・。物を差し出されるとうっかり受け取ってしまうのだが
ここではイコールお買い上げになってしまうので要注意。
このあたりは背丈の低い植物が点々とあるだけだが羊の放牧がおこなわれていた。15時50分再びバス出発。
|
|
|
|
18時45分にバスからトラックへ乗り換え。トラックの荷台へ立ち乗りで詰め込まれて輸送される。
荒野を進むので荷台から放り出されないようにがんばってしがみついていなければならない。
隣に乗った外国人選手から「Congratulations!」と声をかけられた。
ほんとにスタート地点に立てるだけでもめでたい。
キャンプ地はバスの通れる道路からあまり離れてなく15分で到着。到着してすぐに夕食。
キャンプ生活は今日からだが食事は明日の夕食までは大会側が用意したもの。
大量の料理を作れる専用のトレーラーが来ていておいしい食事ができる。
|
|
少し風があったので夕食に行く時にレース中にも使う予定のサングラスをズボンのベルトに差していく。
一瞬「落とさないかな」と思ったがしっかり挟まっていたので大丈夫だろうと思った。
22時就寝。今日からベルベル人のテントの下で寝袋で寝る。
テントといっても1枚の布をテントの形にしたものなので2方向は壁がなく風や砂も出入り自由である。
2時過ぎに目が覚めたので外に出て星空を見た。キャンプ地の明かりがあることと、
おそらく細かい砂が舞っているので、ぼんやりしていてあまりきれいに星が見えない。
風がほとんどなくてもサハラの砂は舞い上がっているようで写真でフラッシュを使うと雪が舞っているように砂が写る。
ということで、残念ながら星空に関しては長野の山の中のほうがきれいに星を見ることができるということがわかった。
|
|
|
日本を出発して経由地パリへ
|
サハラ砂漠1泊目(装備チェック)へ
|