Everest Trekking 2019

ゴーキョ(4790m)〜レンジョパス(5360m)〜ターメ(3800m)

7時30分にスタート。スタートしてすぐから登りの脚がすでにない感じ(昨日のゴーキョリで使い切ったか?)。レンジョパスに向かって登って行くとまたエベレストが見えてきた。登りの途中で高山病で動けなくなっている女性をビピンさんとナビンさんが助ける。お湯を与えて様子をみながらゆっくり歩くだけだけど。それだけでも女性の動きがどんどんよくなるのがわかり、お湯(と温度、冷たいものは飲まない)がすごく大事ということがわかった。

歩きながら女性と一緒に来ている彼がランナーなんだよという話をしはじめた。私もランナーと会話に参加してみたら、彼は5kmと10kmを中心に走っていて10kmは33分だという(速い!)自分の聞き間違いでなければ昨日ゴーキョリに1時間50分で登ったそうだ(あまり速くない?)。やっぱりビピンさんの57分は異常だな。その彼からあなたの種目とタイムはと聞かれ「フルマラソンでベストは2時間48分」と言ったら「まじか!」みたいになってた。英語よくわからんけど、後ろで彼女と「2時間48分。。。」みたいに話してた。

レンジョパスへの登りは脚終わってる感じだし、息を大きく吸い込むと咳き込んでしまうし、ゆっくりとしか進んでいないので、ビピンさんが荷物持ちましょうか?と言ってくれる。今回はお客様になるがテーマなのでお願いしますと渡して持ち物はカメラのみの空身に。そんなに進行状況がやばいわけではないと思うのだが、ガイドさんのミッションの成功確率を最大化する方法はそうなのだろう。空身でも大変だけど。

レンジョパスを登り切るとエベレストなど昨日ゴーキョリで見た山々がきれいに見えた。峠の反対側にも山は連なっているが、名前を覚えるほどのものはないらしい。ネパールでは6300m以上で白く雪がついているものが「山」扱いらしい。通年雪がついているわけではない黒っぽい山にはあまり名前は付けないのだとか。

レンジョパスで風がなく日差しがあって暖かかったので昼食を済ませてから下山開始。目的地は最大でターメという村で、その場合はレンジョパスから1500m下ることになる。下りはさすがにビピンさんから荷物を取り返して自分で背負う。峠からの下りはがれ場や一部凍結した氷で慎重に進むが激下りが終わってからは気持ちよく歩ける川沿いの緩やかな下りトレイルになった。

元々のガイド会社の予定表で宿泊する予定になっていたルンディンに14時前に到着。コーラとシェルパシチューで軽めの昼ご飯をしてからターメに向かって出発。急な長い下りを下っているときにビピンさんから「やっぱりネパール人ぽい」と言われる。素直に喜んでおくけど、たぶん自分の周りにはネパール人ぽく走ったり歩いたりできる人がたくさんいそうな気がする。

凍った川を渡るために石から石へ飛んでいるときに体がすごく軽く感じた。標高は4000mくらいまで下がってきている。時間の経過とともに力が湧き上がってくる感じで登りもがんがん行ける。酸素って大事!と実感した。まだ富士山より高いんですが。ターメのロッジに17時ごろに着いてからビピンさんに「(実は今日の峠超えからのターメはビピンさん初のコースだったので)時間読みを間違えてコース長すぎました。すみません」というようなことを言われた。丁寧過ぎて恐縮するが自分にはその気遣いはしなくて大丈夫、体力あるからと伝えた。後半は標高下がって体調がどんどん良くなって、疲れたというよりは回復?って感じだったし。

あとはだらだら観光しながら標高下げて帰るだけという感じです。明日、明後日はナムチェでのんびり予定。(スケジュールを実績が追い越して時間が余っている)