Everest Trekking 2019

出発

ネパール修行の旅に出発。0時50分羽田発→バンコク→カトマンズ。日本時間で明日の16時ごろカトマンズ着(現地時間12時45分)。 家族がお見送りに来てくれた。一緒に行きたいのは山々だけど、海外家族エクスペディションは1年3ヶ月後にフィンランドを予定。

0時50分羽田発バンコク行でバンコクへ向かう。飛行機の中ではほどんど寝ていて退屈することはなかった。寝て起きて朝食が出て食べて到着。日本からの所要時間は7時間。時差が2時間あり日本よりも2時間遅いのでバンコクの朝6時に到着。国際線乗り換えのゲートを通って国際線出発ロビーに出るが、搭乗は9時50分(出発は10時30分)なので3時間くらい暇になった。朝食食べたばかりだし、眠かったが寝てしまうわけにもいかないし、ぶらぶらして暇をつぶした。

カトマンズ行きに乗ってからまた眠った。バンコクからカトマンズは所要時間3時間30分。時間も短いので機内食は出ないかなと思っていたがすぐに昼食になった。チキンカレーとフィッシュカレーを選べたのでチキンにした。カトマンズが近くなるとヒマラヤの山が見えてきた。飛行機が旋回して山脈全体を見ることができた。地図上ではもうカトマンズ上空にいるのに飛行機は高度を保ってぐるぐる回っている。30分くらい回っていた。燃料を減らして胴体着陸でもするのかと思った。

カトマンズ到着

30分ほど遅れてカトマンズに着陸した。入国審査の列でビザは事前に日本で取ってあるので「with VISA」と書いてあるところに並んだら、ネパールの人に「住んでる人?」と聞かれたので「日本人です」と言ったら、日本語で「外国人は向こうの列だよ」と日本語で言われた。並びなおして無事に通過。荷物もすんなりピックアップできた。

両替のところで1万円分だけルピーに交換して外に出る。街に出る前にSIMを買っておきたくてNcellというキャリアのカウンターに行ったが大混雑の上にどんどん到着した人がやってきて並ばずに混乱状態になっているので先にガイド会社の人に会うことにした(かなり待たせているので)「HIDECHIKA KABASAWA」と紙を持っている人を発見。観光の担当ガイド(サグンさん)と日本で会ったサティスさんがいた。

サティスさんはこの後すぐに国際線に乗ってドイツに行くと言っていて一瞬だけ会った感じになった。残ったサグンさんと一緒にもう一度Ncellのカウンターに行くが混んでいてどうにもならないので、ここでSIMは買わずにホテルの近くで買うことにした。迎えの車に乗ると運転手さんが(この人もガイドさんだと思う)「ナマステー」と挨拶してきた。何かの本で「ナマステは英語のhiみたいに気軽に使うものではない」と書いてあったけど、カトマンズで飛行機降りるときにも「ナマステー」と言われたしけっこう軽い感じだ。(ほんとうはそうではないけど観光客受けがよくて使い方に変化があるのかも)

サグンさんも日本語はできて「日本のどこに住んでいるんですか?」と聞かれたので「神奈川ってわかる?」と言ったら、サグンさんは関内(神奈川県横浜市)に5年住んで2カ月前に帰ってきたということでご近所さんな感じだった。あまりにも日本語で普通に会話できるので、自分が英語を話す機会がまったくなかった。 「今英語勉強中だから今回はできるだけ英語で話そうと思っていたんだ」というとサグンさんは「英語のほうが得意、日本語は下手だから」という。全然上手だし、私の英語はめちゃくちゃだよと言ったら、ネパール人は5歳から英語教育が義務でずっとやってるから全員できるんだと言っていた。

ホテルについてSIMを買って明日からの予定を日本語で打ち合わせて、ホテルのフロントの人も日本語ができたので日本語でチェックインして「なんなんだこれは」と思った(楽だけど)。サグンさんが「この後どうする?どこか行ってもいいし夕食一緒にしてもいいけど」と言ったが、この流れを一度断ち切りたくて1人でぶらぶらしたいから今日は解散にしましょうと伝えて解散。

出かけようと思っているとサグンさんから電話がかかってきて「渡すの忘れたものがある」とホテルに戻ってきた。渡されたビニール袋には日本のお茶漬け、味噌汁、お吸い物など日本の味的なものが大量に入っていた。トレッキングに持って行って使ってくださいねとのことだった。「日本の味なんか持っていかずにトレッキング中はダルバート食べていればいいだろう」と思って何も買ってこなかったのに荷物が増えてしまった。何から何まで至れり尽くせりで素晴らしい!(素晴らしいし、ありがたいけど、この感じにただ流されていると修行の旅にならない・・・)。

気を取り直して一人で散策に出かける。久々に感じるもやっとした空気と砂埃がいい感じで嬉しかった。エジプトみたいだと思った(しかしエジプトのようにうざくはない)。タメル地区を歩き回って写真を撮り本屋でトレッキングの地図を買った。「THREE PASS EVEREST, GOKYO」という6万分の1の地図が今回歩くコースがちょうど全部収まっていた。

EVEREST ELEVENというセブンイレブンのパクリの看板があった。電気が暗くて薄暗かったが一応コンビニっぽい品揃えだった。しかしもうイレブンとか関係ないと思う。繁華街を出て普通の生活道路に行ってみると大きな交差点では信号機はあるが点灯してなく交差点の真ん中でおじさんが赤い棒を振って誘導していた。1ヶ所ではないのでたまたま壊れたとかではなさそう。ホテルに戻ろうと思ったら道がわからなくなっていて、しかし出かける前にMaps.meにホテルの位置を登録しておいたのでスマホでナビして戻った。それでも道が行き止まりになったりして少し苦労した。

ホテルを確認してから夕食を食べてこようと繁華街に出る。日本料理の看板の前で足を止めるが、もっと攻めないとだめだと思い近くにあった中華屋に入った。メニューは全て漢字で書かれていてご飯ものという以外わからなかったが壁に貼ってある写真の1番上のものを頼んだ。 写真に350と書かれていたので350ルピーだと思っていたが、反対側の壁を見るとこちらは写真なしで全て漢字でメニューが書いてあり、金額の単位がすべて「元」になっていた。もしかして350って「元」なのか?と思ったが「元」だといくらになるのかまったくわからなくて不安だった。ご飯は特別おいしくはないがお腹いっぱい食べれて満足だった。金額を聞くと「350」というので350ルピー渡したらそれでOKだった(本当はチップがいるはずだけどうやむやにしてしまった)。350ルピーは350円くらいなのでかなり安く食事を済ませることができた。