スノーゲインとは

photo by 奥山賢治

体力と知力を駆使して進むチームスポーツ

スノーゲインはロゲイニングの雪山版です。 この競技はスノーシューやスキーなどの雪上を安全に移動できる装備を使っておこないます。指定された時間内に地図とコンパスを使ってチェックポイントを回り合計得点を競います。 必ず指定された競技時間内にゴール地点に到着してください。遅刻した時間に応じて大きな減点が発生します。 トップチームでも全てのチェックポイントを回りきれないほど広い範囲にチェックポイントが存在します。 そのため通過するチェックポイントを選択する必要がありますし、できるだけ多くの得点を取るために効率良くチェックポイントを回る作戦を考える必要があります。 たとえば可能な限り坂道を登ったり下りたりを繰り返さないように移動するといったことを考えます。 決められたコースを進むのではなく自分でコースを考える体力だけでなく知力も試されるスポーツです。

冬山でおこなうため夏山とは違った危険を伴います。夏におこなわれるロゲイニングでは登山道がはっきりしており登山道を外れることはまず考えられませんが、 冬は登山道や笹薮が雪で埋まっていてどこへでも行けてしまいます。コースの自由度が高い面白さもありますが、現在地を見失いやすくなりますので十分に注意してください。 わからなくなったら早めに元来た方向へ戻る判断も必要です。天候の急変も大変危険なため競技中には携帯電話で大会本部からの連絡を受けれるようにしておいていただきます。 レース中に心配事やトラブルが発生したらすぐに大会本部に連絡を入れてください。

photo by 奥山賢治

競技エリアについて

標高約1300mの菅平高原・ホテル白樺荘から東側のダボススキー場、菅平牧場、ダボス牧場、根子岳が競技エリアとなります。 根子岳はバックカントリースキーの盛んな場所でもあり多くのスキーヤー、スノーボーダーが登って滑っています。 最高標高は根子岳(標高2207m)ですが天候に応じて競技エリアを限定する場合があります。 競技エリア内には急斜面がなく雪崩も発生していないことを確認しております。 そのため装備はスキー場と同様の装備で問題ありません。 ただし、これは競技エリアとして下見をしている範囲です。 ミスコースをしてコントロールを設置してある場所を大きく外れると危険な場所があります。 特に根子岳山頂から東側と南側(四阿山方面)は競技エリア外の急斜面ですので絶対に立ち入らないでください。