第39回 富士登山駅伝

8/3(日)レース当日

頭痛がして夜は熟睡できなかった。近年高山病っぽくなったこともなかったのに本当に高山病なのかな?と思う。 なんだか目の疲れ(仕事がんばった?)から来ている頭痛のような気がする。富士山からの日の出は過去に2度見ているので見ずに寝ていていいと思ったが、 わたるさんが「日が出てきましたよ」と起こしに来てくれたので少し外に出て眺める。 なるべく直前まで体を休めていたいのですぐに布団に潜り込む。一度朝食に起きたが食欲があまりない。温かい味噌汁がおいしく感じおかわりした。 7時30分ごろ2.8合に向かうわたるさんと酒井さんを見送ってからまた布団に入り半身だけ起こして準備とスケジュールの確認をする。 山頂区のコール(出席確認のようなもの)は9時なので、赤岩8合を8時40分ごろ出発すればよい。 トイレは5区の選手達が出発すれば並ばなくなるかなと期待していたが20分は並んでいたかも。

今回Team白樺はすべての中継所にサポーターを置ける素敵な状況になっている。しかし山小屋に泊まれるのは各チーム2人までということで 5区と山頂区の選手が宿泊している。それで本来なら選手として走れるが選考会にうっかり落選してしまったひろっちが山頂区サポーターとして早朝登山してくれることになっている。 連絡メールを見ると太郎坊で車の渋滞が発生し登山開始が遅れたとのこと。もしかしたら上位チームの選手のほうが速く山頂区に来るかもしれない。

中継所の7.5合目砂走館は西側からの風が当たり寒かった。適当に荷物を置いてアップに出発。宿泊していた赤岩8合館に向けて走り始めるが、 すぐにハアハアと息が苦しくなってしまいほとんど走れなかった。こんなに走れなかったっけ?と不思議に思うくらい。 あくまでアップなので無理せず散歩のように歩いて終了。砂走館に戻るとたいすけさんが風下のほう(中継所よりも下)に荷物を移動しておいてくれた。 天気は曇りで直射日光はないが(ただ遠くは青空なので気分的には晴れに近い)風が当たらないだけで暖かく感じる。でも山小屋の影から出たら寒そうだ。

サポーターひろっちが到着する前にトップの滝が原自衛隊がやってきた。それから少しして続々と選手が登ってくるようになる。 ひろっちが到着したのはTeam白樺のタスキが来る予定の30分前くらい。やっぱりレースのテンションじゃないと相当時間かかるよな。 飲み物などたくさん持ってきてくれた。感謝感謝。でも実は前日に念のためと自分で持ってきたコーラなど余っていて過剰に物資がある状態になった。

前半出遅れていたTeam白樺だが4区、5区の快走で挽回しタスキ渡しの時間は予定通り。この「予定」は「目標」に近い予定で全員が自分の目標を達成しなければ 届かない数字なので予定通りに来るというのはすごいこと。この流れに乗っかって自分もタイムを出したい。 今まで自分は富士登山駅伝のすべての区間を走ったことがあるが1人のタイムを積算したときに下り太郎坊の繰り上げスタートに1分47秒足りていない。 山頂区の持ちタイムは58分53秒でもっとタイム出るはずと思っているので今回は大きなチャンスなのである。 しかも実力で山頂区を取ったのではなくチーム内選考では4番手の繰り上げ山岳区間なので来年からはロード担当になる可能性が高い。

T-shirts

わたるさんからタスキを受取り走り始めると呼吸が苦しい。そしてあっという間に歩きに変更。30秒も走っていない? これはまずい、本気でやばい、余裕の60分超え?といろいろな考えが頭に浮かぶが進み続けるしかない。 赤岩8合館までも行かないうちに吐き気がしてくる始末。タイムどころか完走も怪しい? わたるさんががっつり順位を上げてきてくれたので登りでは次々と抜かれる抜かれる。赤岩8合館では砂漠を走っている三州さんが応援してくれていて、 知っている顔を見たら少しは元気になるかと期待したがまったくテンション上がらず。

それからは自分の悪いクセかもしれないが早く終わってくれで頭がいっぱいになりとにかく前へ足を出し続ける。 前から下ってくるランナーもだんだん増えてきて折り返しが近くなるのを感じる。急に視界が開けて山頂が見えた。 なんとか完走はできそうだ。登山者増加の影響なのかタスキにハンコを押してもらう場所は神社の正面ではなく以前よりも10mくらい手前だった。 ちらっと時計を見ると43分くらい?以前走った時と同じくらいな気がする。ということは58分~60分くらいに収まるはず。 58分では今回の自分の目標には全然届かないが今の状況ならチームのタスキはつながるので少しは安心。 それでも57分くらいを目指して全力で駆け降りる。下りでは1人抜かし、1人に抜かされくらい?(あまり記憶にない) わたるさんにタスキを渡して時計を見ると58分台には入っていたが2年前と同じくらいのタイムで残念だった。

しばらく休憩してホンダEGのたいすけさんも走り終わったので、ひろっちと3人で下山する。走り終えてからかなりの時間が経っても時々上から後ろのチームが走ってくる。 2.8合中継所を過ぎたところでやっと最後尾のチームが通過していった。当然とっくに繰り上げスタートの時間は過ぎているのだがトータルタイムはいったいどのくらいなんだろうと思った。 太郎坊に着くと今年できたというサロモンのトレイルステーションがあり、その近くに足を洗う場所があったので足を洗ってから4区5区の選手とサポートに合流。 陸上競技場で全員集合しどうやらトータルタイムも4時間50分を切ったらしいことを知る。今年はタスキがつながらないという心配もなかったし、 チームの目標も達成できたしとてもよかった。個人的なタイムはとりあえず置いといて・・・。来年は1区を走りたい気がする。

帰りは急いで帰らなければいけない人、遠方から来たので(名古屋・大阪)バスの時間が迫っている人などあり、 どたばたと帰り支度をし少しゆとりのあるメンバーだけで食事に行く。時間制限がないのは自分だけで東名高速も盛大に渋滞していたので 去年も帰りに寄った冨士八景の湯でしばらく睡眠してから帰ることにした。渋滞情報をちら見しながら19時半まで粘りましたが 全く渋滞が減らないので仕方なく帰ることにした。大井松田から渋滞とあったので、大井松田で高速を降りて国道246へ。 すると国道に入った途端に渋滞。これなら高速に乗っていたほうがよかったかも。なんとかその日のうちには帰宅できました。

成績:4時間49分37秒 65位 / 107チーム中 (一般の部)

太郎坊中継所が2009年までの場所に戻った。3区が延びて4区が短くなった。

区間 スタート地点 距離(km) 標高差(m) 区間タイム(分:秒) 区間順位
1 陸上競技場 5.48 184 25'19 93
2 青年の家 4.64 345 25'47 90
3 馬返し上 4.57 381 26'46 78
4 太郎坊 2.88 654 33'49 44
5 2合8勺 4.24 1017 51'28 11
6 7合5勺 4.92 618 58'46 71
7 7合5勺 3.66 1017 10'56 60
8 2合8勺 2.63 654 8'05 31
9 太郎坊 4.55 381 15'10 60
10 馬返し上 4.66 345 15'15 80
11 青年の家 4.88 184 18'16 98
成績 4時間49分37秒、総合(96/139)、一般(65/107)

公式記録集(一般の部)

公式記録集(総合)