5/4(水)SAHARA RACE NAMIBIA ステージ4, 41.0km, 4時間32分33秒, 5位(区間)/9位(合計)

  

朝もたっぷり水を飲む。今日も日差しが強く暑くなりそう。昨日の遅れを挽回したいが力を入れすぎてロングステージに疲れを残したくもないのでほどほどに。今日は前からスタートする。1日置きに後ろスタート(後半追い上げ)、前スタート(先行逃げ切り?)を繰り返している感じ。スタート後、トップ争いのわたるさんと台湾の選手は別格なので気にせず3番手の若岡さんについていく。コースはCP1までが少し登りで、それ以降は下り。CP1までも120m登りなだけなのでたいしたことないと思っていたが、ずっと緩やかに登っている気がする。昨日暑さでつぶれた分足は使ってなく軽いので全部走ってCP1へ。若岡さんにはじわじわ離され、ドイツの選手に抜かされて5位でCP1に到着。CP1までで前日に大森さんにもらったスポーツドリンクは飲みきった。スポーツドリンクは嫌いだったけどやっぱりおいしく感じた。

CP1以降は下りとまでは感じないが走りやすい平坦な道。時々車の轍のようなところに砂が溜まっていてそこだけ避けて走る。15~20分に一度水を飲み、1時間に1度塩・ミネラルのカプセルを飲んでジェルを食べる。CPでは水の補給とスプレーで頭・首に水をかけてもらうということを作業として繰り返した。前にも後ろにも選手は見えずずっと一人旅。

CP3を出て最後の区間。体調もよく疲れもなく明日のロングに向けて無難な走りができていることを確信。かなり暑いので油断禁物ではあるが。それまでと同様にたんたんと走り「そろそろゴールが見えるかな?」と思ったところで「HALFWAY」の目印が設置されていてガクッと来たが目印が間違いで間もなくキャンプ地が見えてきた。あまりにもあっさりとキャンプ地が見えてきたので、キャンプ地の手前に(見えないけど)谷があったり、直前で回り道させられてキャンプ地の周りをぐるっと回ったりするのかなと思ったが、コースはまっすぐフィニッシュに続いていた。(4desertsにしては珍しい。だいたいフィニッシュ前は意地悪コースが多い)

フィニッシュにはまだ若岡さんが座っていたので一緒に座って話をしながら後ろの選手のゴールを応援。このくらい余裕を持ってフィニッシュできるとキャンプ地でも楽しいし理想的だ。自分の3分後くらいに今日の女子1位が6位でフィニッシュ。15分後くらいにまきちゃんが女子2位でフィニッシュ。速い!ここまで女子1位だったレバノンの選手は全然こなくて1位が入れ替わりそう。まきちゃんも総合入賞圏内まで上げてくるのでは?やっぱり今回女子はレベル高いような気がする。

若岡さんは今日は3位で9分差。早々に姿が見えなくなった割には差がついていない。若岡さんはもしかしたら総合3位も狙えるかもしれない。ここまで自分も若岡さんも総合で何位か前後にどんな選手がいるかは一度も見ていない。サイバーテントと言われるPCが置いてあるところに行けば見れるがロングステージが終わるまでは気にせずマイペースで行ったほうがいいんじゃないかなという感じで。それからわたるさんと協議?のうえ若岡さんを富士登山駅伝のチームに誘うことにした。チームメンバーに砂漠上位者が多いだけに現地調達する(笑)

場所を変えてトラックの日陰に椅子を持ち込んで話をしていると、3日目からレースに合流の北田さんがやってきた。北田さんは行きの飛行機の遅延で北京で足止めされレースのスタートに間に合わなかった。北田さんは2年後(2018年)にアイディタロッドのソリを引くレースに出たい人、若岡さんも2年後くらいにユーコンのソリを引くレースに出たい人なのでユーコンの話をする。2人とも30台前半で若いし(自分がその年には最初のサハラすら行っていなかった)何年後かにはソリレースブームが来るかもしれない!?

キャンプ地のそばに奇想天外という和名(正式名ウェルウィッチア)の植物が生えていると聞いたので見に行く。水分のまったくない砂漠の真ん中にこの巨大植物だけが生息していて不思議な感じ。ナミビアとアンゴラの砂漠に分布しているらしい。夕方キャンプ地で缶ジュースが配布された。前の4desertsのレースでこんなイベントあったかな?(なかったような)レモン味のジュースをいただいたが、あまりおいしいと思わなかった。普通のコーラがよかった。それからキャンプ地のテント周辺から外に出歩かないようにとの通達もあった。奇想天外を見に行ってうろうろしていたのがまずかったかも(たぶん200mも離れていないけど)。キャンプ地外の使用許可を得ていないというのがその理由らしい。この地域はバスでゲートを通る管理されている国定公園なので。

昨日、今日のキャンプ地はいかにも砂漠という感じで湿度も少なく、風も海風がなく過ごしやすいので外でゆっくり食事をしたり話をしたりすることができた。1日目にできた水膨れは水を抜いて薄いソックスを使うようにしてから問題なくなった。夜寝るときはシュラフがオーバースペックで暑くかといってシュラフなしだと寒いので温度調節に苦労する。ウエアを着たままシュラフに入ると汗でウェアを濡らしてしまうためシュラフの中でウェアを脱いでパンツ(ランニングパンツのインナーだけ)1枚で寝た。

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