11/15(月)長野マラソンクラブ ドクターより

ドクターから大切なことを教わったので記録しておきます。

【以下引用】

ランナーである皆さんの中にも高血圧症の人がいると思われます。自覚症状がないので心配ないと放置しておりますと動脈硬化がすすみます。また心臓にも負担がかかり不整脈が出てきて、心房細動になり脳血栓にもなります。

血圧は刻々と変化していますのでどれが自分の血圧の値なんだと不安になります。現在は安静にして30分後に計るのがいいといわれておりますが、正常の人では少し動いたくらいでは高血圧にはなりません。血圧の値は人により高い値をとるのが一日のなかでも違います。問題なのは早朝高血圧の人です。こういう人が意外に多いと思われます。昼間は正常であるのに早朝は高いのです。自覚症状がないので、40歳を超えている人は早朝の血圧を測ることをお勧めします。血圧計は上腕で測定するのが薦められています。

ランナーの皆さんは健康に関して自信過剰の面はないでしょうか。日本人は脳血栓、脳出血がまだ多いです。また、心筋梗塞も増えています。ランナーの皆さんも例外ではありません。とはいえ、健康的な走りだけではつまりません。厳しい走りを追求しているはずです。それならば是非、健康に関しても厳しい管理をしなければと思います。

是非血圧を測定してください。一度でも高血圧を指摘された人は要注意です。
血圧計を求めるにあたって次のことをお勧めします。

上腕で測るタイプにすること。手軽に測れる用になっていること。腕に巻くタイプでもある程度巻く部分が湾曲していて簡単に測れること。それと、自分専用に使うのであれば巻く部分をマジックである程度の大きさに固定して、腕を入れればすぐに測れる用にしておくこと。意外と、血圧計を測る行為は面倒くさく感じるのですが、こうしておけば、2-3分で測定できます。早朝、つまり起きたらすぐに測れる用に寝室においておくこと。できれば、寝室以外のところでも手軽に測れる用に2つぐらい用意しておく。

高血圧は脳卒中の最大リスク因子です。長生きしている人でも高血圧の人がいますが、それは遺伝も関係しています。56歳ぐらいの人で、検診で134/90で血圧を再検するように指示していた人が2ヵ月後に脳出血を起こしてしまいました。皆さんはまだ若いのでそんなに動脈硬化は進んでいないと思われますが、今のうちに動脈硬化を進めないように血圧の管理をしましょう。

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